金型お話

こんにちは!管理人のかずかずです!

皆様いかがお過ごしでしょうか。

世間では緊急事態宣言が発令されてから一週間以上経ちましたが、

皆様の生活にはどの様な影響を及ぼしていますでしょうか。

弊社は製造業なので、リモートワークと言うわけにもいかず、社員それぞれで

積極的に有給休暇を取得して、工場内の人口密度を極力下げるという取り組みを

しています。プライベートではさすがに不要不急外出はさけるように気をつけて

います。

受注状況ですが、先週からかなりボリュームが増えてきていて、稼働時間を伸ばして

対応していく状況になっています。世の中的には重苦しい雰囲気が漂っていますが、

経済の面ではコロナ後の景気回復に向けて少しずつ動き出しているのかと感じる次第

であります。

さて、今回は金型のお話。射出成形は言わずもがな金型に樹脂を射出する工法なので、

金型がなくては生産自体ができません。弊社では社内に金型製造部門を有しておりますが

職人の高齢化、設備の老朽化等もあり将来に向けて持続的に金型部門を維持する事は困難

な状況となっています。私自身、金型製作時には簡単な工程を手伝ったりして、少しでも

技術を継承していこうとしていますが、金型加工には高い技術力を要する為、0から完成まで

すべてを習得するのは難しく、また、新規金型の受注数も多いわけではないので、経験を積む

機会も少ない状況です。金型部門を社内に有する事は大きな強みとなりますが、今の状況では

将来的に金型製作はすべて外注業者に委託する方向になる事は避けられないかと思われます。

そんな中で先日、金型の外注化に向けたきっかけとして、ある新規案件の金型を初めて金型製作

専門の企業にお願いする運びとなりました。インターネットで検索し、近隣に目ぼしい企業を

見つけてアポイントを取り、実際に工場までお伺いしました。突然の問い合わせだったのにも

関わらず、担当者の方は親身に話を聞いてくださり、技術的にも今回の製品であれば問題はなさそう

と仰って下さいました。今後金型をお任せできそうな協力企業が見つかってホッとしましたが、同時に

もっと金型について勉強しなければとの思いに駆られました。金型を外注するからといって、

丸投げしてこちらの思った様な金型ができるはずもなく、お任せする以上、こちらの要求を

しっかりと伝えられるだけの知識がなければ齟齬が生まれ、お互いに大きな損失に繋がりかねない

わけです。特に、弊社でよく使うポリウレタンの射出成形金型においては一般樹脂とは異なる部分も

ある為、その辺りは、ポリウレタンの経験がない先方に経緯を含めしっかりと説明しなければなりません。

これからお任せするにあたり、話の行き違いも時には起きるかもしれませんが、できるだけ多くの

コミュニケーションを取り、知恵を出し合って、お互いに成長できる様な関係を築いていければと

考えております。

この金型の流れで、今私が読んでいる参考書の紹介等もしていこうと思っていましたが、意外にも

長くなってしまいましたのでその辺りは次回にでもお伝えしたいと思います。

それではまた。

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